新潟県水泳連盟 Niigata Swimming Federation

 河本耕平 100mバタフライ日本記録樹立
 Japan Open 2008

 バタフライの河本耕平選手が、平成20(2008)年6月のジャパンオープン(Japan Open 2008)で、
 日本新記録で優勝の快挙を成し遂げました。

 河本耕平選手(バタフライ)日本記録樹立!   平成20年6月8日 東京辰巳国際水泳場

 「先日のジャパンオープンでは北島選手の200m平泳ぎでの世界新や種田選手の200mでの好記録での優勝、そしてなんといってもスピード社のレーザーレーサー水着問題で陰に隠れた感があったが、我が新潟県の河本耕平選手(日産サティオ新潟西)の凄い活躍があった。

 それは4月の北京オリンピック代表選手選考会において、100mバタフライで岸田真幸(アクラブ調布)が樹立された日本記録51秒86と藤井拓郎(KONAMI)が準決勝で出した52秒14のいずれの記録も超える51秒77(日本新記録)で優勝したことである。無論、現在のこの種目の日本記録保持者である。今回前述の2人と高安選手も出場してはいなかったが、そんなことは関係なく圧倒的な強さを見せての優勝であった。

 前半の50mを大きな泳ぎなのに24秒09という圧倒的なスピードで入り、そのまま更に75mから他を引き離しての日本記録での優勝であった。会場のオーというどよめきの後、これを選考会で出していればと関係者から大きなため息が漏れた。新潟県から種田、河本の2人のオリンピック代表を輩出できたのにと・・・。

 それにしても、私の記録によれば河本選手は確か今年で29歳となったはずである。ベスト記録を更新したのは4年ぶりくらいであろうか? さまざまな変遷を乗り越えての彼のレースに賭ける気持の強さに脱帽するものである。過去幾度も自信を失いかけることや失意の時があったと察するが、それも一度や二度でないはずである。それらを乗り越え、水泳界の常識を振り払って、練習に集中する時を積み重ねての今回の日本新記録である。

 彼の「水泳にかける強い思い」に心からの祝福と賛辞、敬意を送りたい。彼にとって今回の結果は自分のやってきたことへの確信と励み、大きな自信となったに違いないと思われる。

  そして最後に、新潟県の若いスイマー諸君に、是非今回のことを広く知ってもらい、継続することの重要さ、自信を持ち続けることの大切さを感じとってもらいたいと願うものである。」

           文: 大桃正隆(新潟県水泳連盟専務理事・長岡高等学校教諭)

 <関連ウェッブサイト>

 河本耕平 日本新記録樹立 ウェッブアルバム

 種田恵 北京オリンピック代表 ウェッブアルバム


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